yupaloma03‐blog

聖書からの黙想などを書いていきたいと思います。

稲妻と水の柱

稲妻と水の柱




悔しがりんぼのうさぎ
雨の日稲妻の中に
飛び出して行った
走り回って原っぱで
迷子になった

雷が落ちる音
雨水に覆われた原っぱから
水の柱が立ち昇った

水の柱は水の鏡
うさぎの目を映した
自分の心を映さない
誰の心も映さない
うさぎの目を映した

うさぎは雨宿りが苦手
其処から動かず
水の鏡を見て考える
いつまでも

水の柱はまっすぐ
余所見を知らない
うさぎの目はまっすぐ

水の柱が留まる
雨水を溜め込んだ原っぱ
稲妻が走る
水の柱が留まる

雷鳴が
低く響く





2014年7月11日記