yupaloma03‐blog

聖書からの黙想などを書いていきたいと思います。

全く光の無い真っ黒な外の夢

6/27日曜日の朝見た夢です。

初めて見た不思議な光景を記します。

夢の中で私は、母と他の人達と外を歩いていました。もしかしたら逃げたいと怯えている人がいたかもしれないと思うのですが、皆のろのろ動いていました。外は夜という概念の無い暗闇でした。月や星の光も街灯や街明かりも、光という光が一切無かったからです。雨戸を閉め切った部屋で常夜灯をうっかり消してしまった時、手探りで明かりをつけるあの暗さに近いものがあります。でも今生きている世界では、人間は外の灯りを完全に消すことができません。夜間、外を見渡しながら、月や星の光が有り難いほど明るいと私は普段感じています。でも夢では真っ黒な外を見たのです。私が感じる夜の色は紺色ですが全く異なる真っ黒だったのです。他には何か地面でうねる波が寄せていた気がします。そんなところを移動していました。私は夢の中で、怖いとはあまり感じておらず、見たものを観察しているようでした。ここには長く居られないと感じながら。あまりにも奇異でした。建物があった気もします。気配があったという感じでしょうか。短い夢で、そこまでしか覚えていません。

コールタールのように真っ黒な足元、その上もコールタールのように真っ黒。つまり夜とは限らず昼間かもしれない、全く光の無い屋外です。世界中で世の終わりや携挙の夢を見る人が増えていると聞いていましたが、私は全くそういった夢を見たことがありませんでした。意味が知りたいと強く思い、祈ったり聖書を読んだりしました。

その日のうちに家庭内の問題への新しい解決策が示されました。全く新しい視点を主が与えてくださいました。何が新しいかというと、主の愛から生まれる新しさでした。別にささげた、小さい祈りが聞かれたことを翌日悟り、主への信頼が深まりました。叶えられたと気付いたその祈りは、他者と目の前に見える美しいものを分かち合えますようにという短かいものでした。主がこのように私の小さい祈りをも叶えてくださるのだという思いがあり、主への愛、人への愛が与えられました。また賛美も生まれました。

今思うと、あのコールタールのような真っ黒な屋外は、私が今までで一番嫌で一番暗闇に感じる、一人きりの世界ではなかったのです。だから尚更、初めて見た奇異な光景なのであり、何か不思議なものを感じずにいられません。

しかし、夢の意味を主が解き明かされ、預言するようにとは私には与えられませんでした。落ち着いて考えればそれはそうだと思います。偽預言者や占い師になってどうするのかと思います。いつもそうですが、地道に聖書を読んで、そこから夢について気が付いた黙想を記すこととします。

三つ気付くことがあります。

一つ目は心象風景ではない真っ黒な闇は聖書にある通りに来るということです。一度も起こっていない、太陽、月、星の恵みが消えた世界はそう容易く想像出来ないと思います。(マルコによる福音書13:24 〜26,ルカによる福音書21:10〜 11,25 〜28 ,35 〜36)

二つ目は、私がキリストを信じるならば、たとえ夢であっても、夢だからこそキリストはもう一度一人きりの世界を見せないだろうということです。むしろ白昼におもに自分の、または他人の意識が一人きりの世界に落としています。神様の摂理自体は変わる訳ではないと思います。(ヨハネによる福音書14: 17〜19 )

三つ目は自分が救われようがそうでなかろうが、どんな他者をも嘲るな、ということです。滅びゆく人を嘲笑う場面が異様に感じます。悲しくなかったらどうかしています。自分に悔い改めが生まれるのはへりくだりからです。高慢さや頑なさは赦されても生じますから私は悔い改めを続ける必要があります。(ヤコブの手紙4:6~10)

私には地上で居たくない闇の世界があります。こちらは心象風景のような光乏しき闇の世界です。私はそこに長く居たくない、そして居てはならない。何を望むべきか分かりました。イエス・キリストのもとへ行きたいのです。それは一刻も早く闇の地から離れて主の愛をもって帰って来て生きることです。主が教える愛が光となるからです。

いつ完全に主のもとへ行かれるか分からないけれども、いつであるかを主に委ねながらこれを地上でしっかり繰り返していけば良いのではないかと思います。他者と最後まで忍耐して生きることは易しくないと感じています。笑いを悲しみに変える時代であり、たくさんの諸霊との戦いがあると思います。携挙を上げていただくことと考えるならば、へりくだることで主が高めてくださるという恵みなのではないでしょうか。

「24『それらの日には、このような苦難の後、

太陽は暗くなり、

月は光を放たず、

25星は天から落ち、

天体は揺り動かされる。

26そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。』」

マルコによる福音書13:24~26

「10そして更に、言われた。『民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。11そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい現象や著しい徴が天に現れる。』」

ルカによる福音書21:10~11

「25『それから、太陽と月と星に徴が現れる。地上では海がどよめき荒れ狂うので、諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。

26人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。

27そのとき、人の子が大いなる力を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。

28このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。』」

ルカによる福音書21:25~28

「『35その日は、地の表のあらゆる所に住む人々すべてに襲いかかるからである。

36しかし、あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、人の子の前に立つことができるように、いつも目を覚まして祈りなさい。』」

ルカによる福音書21:35〜36

「17『この方は真理の霊である。世は、この霊を見ようとも知ろうともしないので、受け入れることができない。しかし、あなたがたはこの霊を知っている。この霊があなたがたと共におり、これからも、あなたがたの内にいるからである。

18わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。

19しばらくすると、世はもうわたしを見なくなるが、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きているので、あなたがたも生きることになる。』」

ヨハネによる福音書14:17〜19

 

「6もっと豊かな恵みをくださる。』それで、こう書かれています。

『神は、高慢な者を敵とし、

謙遜な者には恵みをお与えになる。』

7だから、神に服従し、悪魔に反抗しなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げて行きます。

8神に近づきなさい。そうすれば神は近づいてくださいます。罪人たち、手を清めなさい。心の定まらない者たち、心を清めなさい。

9悲しみ、嘆き、泣きなさい。笑いを悲しみに変え、喜びを愁いに変えなさい。

10主の前にへりくだりなさい。そうすれば、主があなたがたを高めてくださいます。」

ヤコブの手紙4:6~10

 

(聖句引用元:日本聖書協会 新共同訳 新約聖書より)